学生団体Realize

一人一人の自分らしさが調和した社会を目指す

社会が求める「優秀な人材」が孕む危険性

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社会は、身近な家族から、学校、企業、国に所属する人々の集団だ。

そんな社会が求めている「優秀な人」は一体どんな人なのか。

大学4年生にもなれば、就職活動をしながら今までの自分を捨ててとある「Aさん」になろうとする人が多いのでは無いか。

Aさんとは、
・コミュニケーション能力が高い
・行動力がある
・積極的である
・問題解決能力がある
・協調性がある
・誠実さを持っている
・継続力がある
このような素質のある人のことを言う。
世間では、Aさんのような人を「優秀」と豪語している。



だが、これは一体「誰」なのか?

Aさんを求める人も、なろうとする人も、おかしいことに気づいてほしい。
人は不完全だからこそ弱点を補い合い、突出した強みを生かして社会に属するというのに、
これはまるでたった1人で社会を形成しようとしてはいないだろうか。

おかしいことはもう一つある。

まず、Aさんは1人どころか、10人も100人も必要ないということだ。
今人々がしようとしていることは、Aさんを大量生産することだ。世の中にAさんしかいなくなる。

とある組織に、ウイルスが蔓延ったとする。
そのウイルスには勿論、耐性を持つ人とそうでない人がいるだろう。
もしAさんがその耐性を持たない人だとしたら?
組織にはAさんしかいない。たちまち組織全体にウイルスが蔓延し、全ての人が共倒れになるだろう。

完璧な人間はこの世にはいない。完璧でないからこそ、人々は共存するのであり、その人だけが持つ非凡な才能を生かし合う。
社会を良くするために完璧な人間を求めても、その完璧な人間が共存する社会を否定する存在である以上、矛盾しかない。

人々は早く、社会を蝕む「Aさん」を増殖させる行いを止めるべきだ。

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